メキシコ人マンガ家たち

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大人もマンガを読む国、日本。通勤・通学で混み合う平日の朝の電車の中、サラリーマンが立ちながらマンガ雑誌を読んでいる、なんてよくある風景。少年、少女、青年、女性向け、様々なジャンルのあるマンガ雑誌の種類は、今300を超えるという。もちろん、世界でこれだけの種類のマンガ雑誌を発行している国も他にない。

実は、メキシコでもオリジナルのマンガ雑誌がある。その名も「Doon!! Mangazin」(ドーン!!マンガジン)。制作・編集は若き「メキシコ人マンガ家たち」。日本語学校で知り合った彼らは、「日本にあるようなマンガ雑誌を作りたい」との思いから、2011年Doonの活動を始めた。メンバーは14~27歳、日本のマンガ・アニメを見て育った世代だ。

活動当初のDoonの制作は、自作のマンガをコピー屋でコピーをし(もちろんメキシコには日本のように個人向け自費出版印刷会社はない)、ホチキスや糊で製本し、文字通りの1冊1冊「手作り」した雑誌を、日本関係イベント(といってもコミケのようなイベントでもない)を中心にこつこつ売ってきた。ちなみに、そのときの旧Doonは、「少年ジャンプ」と同じ大きさに、とメキシコではあまりないサイズ(B5版)にするために、わざわざ裁断したりもしていた。手作業は大変だったろうが、そのこだわり!

その後、日系旅行代理店「ビアヘス東洋」の、日本情報フリーペーパーtabitabiTOYOの編集部が彼らの活動に目を付け、Doon!!のリニューアルに参画。編集作業を行い、広告を入れ、印刷は業者に発注し、販売プロモーションもより大きな規模で行った。(2012年1月に創刊、以来約3ヶ月に1号ペースで発行し、現在は5号既刊。各号ごとに連載・読み切り合わせて10~12本掲載されている。全300P、値段は70ペソ(500円くらい))

実は私も、そのプロジェクトに参加し、ロゴマークデザインや編集を行った。彼らと一緒に仕事をする中で感じたことがいくつかある。例えば、スペイン語で書かれたマンガの広がり。Doonの読者は、メキシコ国内だけではなくラテンアメリカ全体に広がる。また、マンガ家もチリ人などのメキシコ国外からも参加している。彼らはインターネットを使って、マンガ家とのライブチャットなども行っているがメキシコ国外からもアクセスがあるし言葉のやりとりもできる。マンガの微妙な表現やジョークがダイレクトに伝わる、そのような言葉の壁がないことによる広がりは大きく、正直うらやましく思う。

彼らが挑戦しているのは、マンガ雑誌を創ることだけではなく、「マンガ家という職業」を創ること。メキシコには新聞の風刺画を書くような「コミックライター」はいるが、「マンガ家」はいない。最近、日本で活躍する外国人「マンガ家」も増えてきたが、日本から離れた自分の国で「マンガ家」を目指す外国人もいる。私たち日本人が知らないところで日本初の文化が愛され、根付いているのだ。

Doon!!メンバーは今も作品作りを進めながら、メキシコ各地で行われている日本関係のイベント(実は毎月メキシコ各地である。それはまた別途。)を周り、昨年はブックフェアにも出展するなど、精力的に活動している。定期的にマンガ家募集やマンガコンテストを行い、ネットを使ったイベントやプロモーションも行っている。興味のある方がいれば彼らのウェブサイトに訪れてもらいたい。

 https://www.facebook.com/RevistaMangaDoon

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インヴィクタス

私が一番好きな詩は「インヴィクタス」です。この詩はWilliam Ernst Henleyによって書かれました。

私がそれを初めて聞いたのは、映画インヴィクタスだった。この映画はClint Eastwoodが監督しMatt Daimon が主演した。

これは「インヴィクタス」詩の日本語バージョン。

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振り返ってみる、メディアと東日本大震災

2011年3月11日。未曾有の大震災。震災から2年経った今、少し冷静になって、 あのとき起こった、あのとき感じたいくつかの出来事を「メディア」という観点で振り返ってみようと思います。メディア関係者として、そして、いち生活者の目線で。

…………….

震災発生時、私は東京のオフィスにいた。長い揺れが収まった瞬間から、携帯電話はトラフィックが集中、回線は一気にパンク。同僚達は、テレビやワンセグを一斉につけた。 
そこには津波が家や車を飲み込む画面、原子力発電所が爆発する画面があり、 
それはまるで映画のワンシーンのように現実味が無く、言葉をなくしていた。

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ステレオタイプなメキシコ人

こんにちは、hanitaです。 初ポストです。

女性グループブログっていうコンセプトっておもしろい、と思って参加しました。バイタリティあふれるメキシカンガールの中に、異物が混じることでうまく化学反応すればいいなと思っています。

記事内容は主にメキシコ人向けに書いていますが、日本語でも書くことにしました。

さて、プロフィールにも書きましたが、2011~2012年の1年間、メキシコに留学していました。以前からメキシコに漠然とした興味はあったものの、メキシコという国の文化や歴史についての知識はほとんど持っていませんでした。

 残念ながらメキシコは日本人にとってまだまだ馴染みのない国。

メキシコってどんな国?

メキシコ人てどんな感じの人?

日本人がメキシコに持つイメージってわかりますか? 続きを読む

いらっしゃいませ

このブログは、女性の活動を促進するというアイデアの元に作られています。ただ、女性のみを対象にしているものではありません。

テーマは、健康、カルチャー、ブログラミング他、私たちブログの参加メンバーが興味を持った色々なテーマを取り扱います。

このブログの名前「mulieres aequanimitas」はラテン語で「公平な女たち(西:mujeres ecuánimes)」を言い、性別・国籍・立場のにボーダーのない公平な、偏見のないやり方でコラボレーションを求める女たち、という意味です。

 

集えば、もっと良くなる。もちろんコメント追加はいつでも歓迎です。なにか質問や、グループへの参加希望があれば、直接メールアドレスに連絡をすることも可能です。